取材裏話&動画の棚

金沢で取材してきました。

9月発売予定の単行本に掲載する取材記事のため、
「シェア金沢」さんを訪問しました。

シェア金沢さんは
金沢駅から車で15分ほどの郊外にあるコミュニティ。
子どもと高齢者、障がい者、大学生、地元の人々など
多様な人々が共に暮らす、
「ごちゃまぜの街」です。
※↑シェア金沢さんによる表現です。

私も以前から、
すべての人々がボーダレスに生きる「ごちゃまぜの社会」を
理想の社会と考えていたので
この「ごちゃまぜ」構想に惹かれて
取材と視察をお願いしました。

単行本に収録する取材記事の関係で
ブログではあまり詳しく書けないのですが、
視察時に撮らせてもらった写真を
少しご紹介しますね。

11000坪の広大な敷地の中に
こんな風に小さい建物が点在しています。
まるで別荘地みたいでした。

例えばこれ↑は大学生のお家。
美大生用で、なんと一人に一つのアトリエ付き!
安価なお家賃で入居する代わりに
一定時間のボランティア活動をするというのが
条件だそうです。
金沢市は芸術活動に力を入れているそう・・・。
羨ましい〜。

この写真でチラリと見える、
奥のコテージみたいな建物はサービス付き高齢者住宅。
現在30名ちょっとの方々が
入居していらっしゃるとのことでした。
障がい児用の入居施設もあり
こちらにも30名くらいの子ども達が暮らしているそうです。

敷地の奥の方には
屋根があるウッドテラスが。
左に見えるのはキッチンスタジオ。
右には小さな食料品店がありました。

金沢も暑かったのですが、
木陰になっているこのテラスは涼しく
清らかな風が吹いていて気持ち良かったです。

牧場にはこんな子もいました(笑)
親子のアルパカが3頭いて
仲良くハモハモしていました。
敷地内は学童クラがあるのですが
「アルパカがいるコミュニティにある学童に通っていた」って
すごくインパクトのある思い出になるのでは?と思います。

夏休みに入っていたので、
子どもたち80名くらいの賑やかな声が。
サービス付き高齢者住宅のおじいちゃん達と
遊んでもらっている子もいました。
おじいちゃんも楽しそうだったなあ〜。

点在している建物はすべて素敵なのですが、
一つ一つの建物にかけられている看板や
道路に立てられた表示も何ともオシャレ。
これはコインランドリーを併設した、
クリーニング店の看板。

敷地内には温泉や飲食店の他、
小さなお店がいくつかあって
それらは就労支援の場でもあり
障がいを持つ人がスタッフとして働いています。

農園の看板もキュート!

道路の表示も
すてきだなあ〜。
デザインが素敵な表示だとちゃんと見ますよね。

シェア金沢さんの
ロゴマークもメッセージ性が高いデザインで素敵!

「ごちゃまぜの街」シェア金沢さんの取材記事は
高齢者介護施設を中心にした視点で
これからまとめます。
書きたいことがたくさんありすぎて
ちゃんとまとまるかどうか心配ですが・・・(笑)
(そんなことは言ってられないのですけど)

この取材記事は
9月下旬発売の単行本「半ダース介護」に収録予定。
ご興味がおありの方は
「そうか〜9月発売か〜」と
覚えていてもらえると嬉しいです。

さて!
執筆がんばろう〜。

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