100円の新品の着物。

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この着物、全部100円〜500円でした。
しかもほとんどが 正絹の新品なんです。
これらは先日通りかかった和装店の店頭で
ワゴンに山積みされていたもの。
「100円」「300円」という値札がチラッと見えたので
思わず足を止め、二度見してしまいました(笑)
「ちょっと見せてもらっていいですか〜?」と
恐る恐る広げてみると
どこかのお宅のタンスに長年しまいこまれていたのか
所々に経年劣化の跡があったり
小さなシミがあったり。
確かに「着物」として着用することはできなさそうだけど
「布」としては 
素人目にも価値が高い!と感じました。

ちょうど
秋に開く小さな演奏会で
一緒に演奏する人を含めた
2人分の衣装を任されていた私。
「和の生地で篠笛袋を作りたい」
「着物をリメイクしてスカート作りたい」とも
思っていたところだったし。
なんという奇遇〜。
求めているものに出会うタイミングって
いつも絶妙で面白いものですね〜。

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さっそく浴衣をほどきにかかりました。
着物リメイクの手順は・・・・


①着物をほどいてバラバラにする。
②洗う
③干す(半乾きにする)
④アイロンをかける
⑤裁断→縫う


・・・です。
着物リメイクは初めてなので
こちらの本を参考書にしました。
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表紙はマダムっぽいですが(笑)
リメイクリメイクしていなくて、どれも形が綺麗!
「着物リメイクしてみたいんだけど
エスニックっぽい型紙が多くて・・」という方にオススメです。

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リメイクの手順も、
すごーく細かく解説されていて
分かりやすい〜。
気になる方はAmazonをチェックしてみて下さいね。

さて、

参考書に従って
まずは縫い糸を解く作業にとりかかりましたが
ほどいてみて分かったのは 
この浴衣が、とても丁寧に手縫いされていたこと。
几帳面な人が縫ったんだろうなあ・・・。
誰か特定の人のために縫ったのかな?
それともお仕事として納品されたのかしら?
 だけど、この浴衣も新品で着られた形跡はなく・・・。
長い時間をかけて、この浴衣を縫製した縫い子さんが
その後、袖を通されることなく
タンスにしまわれたままで
300円で売られることになるなんて知ったら
どんな思いをされるんだろう・・・? 
ちょっとばかり複雑な気持ちになりつつ
「私なりにきちんと活用させてもらいますね」と
顔も知らない縫い子さんに
心の中で語りかけながら
丁寧に縫われた糸を
一つ一つほどいていきました。
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ぜーんぶ解くのに
2時間かかりました・・・!
まだリメイクしていないのに
すでにある種の達成感を味わいました(笑)



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布になった浴衣。
一枚の浴衣から、こんなにいっぱい取れました〜。
布にしてみると、さらにキュート。


これがどんなものに生まれ変わるのか?
次のリメイク報告を
楽しみにしていて下さいね。





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