篠笛と私とバイクと朗読会。

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10月5日の宮沢賢治朗読会が近づき、
先週からほぼ毎日
現地練習が続いています。
津波で塩害を受けながらも
再生した仙台市沿岸地域の農地。
その「荒浜」の農地に作られた
「丸い田んぼ」をステージにして
宮沢賢治が唱える
「農民芸術」を実現してみようということで
昨年から始まったのが、この朗読会。
私は沿岸地域の取材をしているうちに
朗読会を主催する
「荒浜のめぐみキッチン」メンバーと知り合い、
彼らの活動に何度か個人的に
参加させてもらいました。
その縁で今回の朗読会に出演することに。
朗読会ではソロで篠笛演奏をするほか、
宮沢賢治の朗読劇ではセリフも読みます。
篠笛演奏は独奏だし、
雰囲気を作る役目もあるので
今から既にドキドキです(笑)
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昨日は私の篠笛の先生の演奏会に行ってきました。
やはりプロは技量が違う〜。
もう「まいりました」としか言えませんが
勉強になることが多く、
少しでも技を盗もう!と
前のめりで聴いていました(笑)

練習は夜10時くらいまで続くこともあります。
毎夕の自主練では
田んぼの中で一人で笛を吹いていて
収穫期の農家さんから「なんだべ?」という顔で
チラ見されては恐縮しているのですが
(でも放っておいてくれます)笑
仲間と一緒だと安心感がありますね。
(上の動画には
朗読会でお出しする焚き火料理の一品の映像と
私が吹き試ししている笛の音が
ちょこっと入っています)
「どうして漫画家なのに笛?」と思われるでしょうが、
昔、とある音楽フェスで
篠笛の路上ライブをしていた女性がいて
すごくカッコよくて。
「いつか時間ができたら私もやってみたい!」と
憧れていた楽器だったのです。
昨年、両親の介護を経験して
「『いつか』なんて言ってる場合じゃない」
「やりたいことは今すぐにやろう!」と、
両親の元から自宅に戻った数日後、
すぐにやり始めたのが篠笛でした。
それからは家族も周りの友人も
呆れるほど吹き散らかしていまして
プライベートのことなので
あまり公表していなかったのですが
仙台の雀踊りのお囃子や
小規模なカフェライブなどで
既にこっそり何回か演奏させてもらっています。

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バイクも「いつかやりたい」と思っていたことの一つ。

今夏、教習所通いして免許を取りました。
(体力を考慮して小さめのバイクを選びました)
このバイクで荒浜ー自宅を往復する毎日。
この季節は田んぼが美しくて
風が気持ちいい・・・!
バイクだからこそ味わえる感覚です。
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自主練を終えて帰路につき、
自宅のある仙台市内を望む風景。
(停車して撮影しています)
一日一日、日が短くなっていく変化を感じるのも
また贅沢な経験です。
10月5日(土)17時〜開催の朗読会
「賢治と焚き火と丸い田んぼ」のお申し込みは
10月3日まで。
ご興味がおありの方はぜひどうぞ。

私の篠笛演奏は会場後の16時45分くらいから
6曲くらいと、
17時の開演後(お話&演奏1曲)です。
ゆったりお聴きになりたい方は
少し早めに入場してくださいね。
(各席に焚き火がありますので
寒くはないと思いますが
薄めの座布団をお持ちいただけると
快適かとおもいます。)

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黄金の稲が実る田んぼで
ちょっと変わった焚き火料理を味わいながら
夕暮れから夜へ変わっていく時間を
ゆったりと過ごしてもらえたら嬉しいです。
さ、
今日も田んぼで練習、頑張ります。

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