今日の仙台は
台風一過の晴天に恵まれた1日でした。
皆さんのお住まいの地域はいかがでしたか?
全国的に被害に遭われた方が多く、
まだ行方不明の方もいらっしゃいます。
片付けなどで大変な方もいらっしゃいますが、
どうぞお怪我がありませんよう、
引き続きお気をつけてお過ごし下さいね・・。
被害に遭われた皆様に
心よりお見舞い申しあげます。
さて・・・
1日お休みした
「下書き劇場」vol.3を公開します。
vol.3は急遽内容を変更し
少しばかり震災後の生活を思い出して
描いてみました。
台風でお疲れの方が多いかと思いますが
気持ちが向かれたらチラ見して下さいね。
「下書き劇場」vol.3
大きな災害が起こるたびに
東北では
ふと被災生活を思い出す人が多い。
井上の家では
水には困らず、
給水所へ通わなくても
何とかなったが
自宅は4日半の間
停電し
ガスが復旧するまで
1ヶ月と1週間かかったので
湯の調達には
ちょっと苦労した。
1ヶ月ちょっとの間、
入浴できなかったので
毎日ちまちまと沸かした湯を
バケツの中に入れ、
水を加えて体を洗い
年頃の娘達の髪を
3日に1度
洗ってやっていたあの頃。
そんな不便な日々の中、
思い出すのは
関西の山のふもとで曾祖母と暮した、
自分の幼児期の生活だった。
トイレの手洗いの水も
汲み置きの水を使っていたし
無いものは・・・
山で調達していた。
・・・という幼児体験を
娘達にゆったりと語って聞かせた
時間が持てたのも
被災生活の思い出の一つになっている。
しかし
母きみどりの思い出話を聞いた
娘達の反応は・・・
この、かな〜りレトロな幼児期の生活が
原体験となって
現在の井上の防災意識に
影響を与えているのは間違いない・・・と思う。
「下書き劇場」vol.3 おわり
先日始めた「下書き劇場」。
当初は井上の日常や
取材裏話などを描くつもりでしたが
こうして思い出すまま震災のことを描いてみると
8年半経った今だからこそ
描けること、
描いておきたいことって
あるんだな・・・と感じました。
なので今後は
生活者としての
震災の覚え書きも
ゆるゆると描いていきたい・・・
と思います。
明日は
「かっさ伝来物語」の3回目。
3回目は、主人公すみちゃん先生の