コロナ禍で
日本と同じくオンライン授業を行なっている
トルコの小中学生が
オンラインで日本の子どもたちと
防災教育や文化交流授業をしてみよう!という
取り組みのお手伝いをすることになり、
参加する日本の子どもたちに
「トルコってどんなところ?」
「どんな防災教育をしているの?」
・・ということを知ってもらうために
2015年にトルコの防災教育を
現地取材して描いた井上の漫画を
JICAさんの許可を得て、
HP「きみどりbook café」に公開しました
「どうしてトルコで防災教育?」と
不思議に思われる方が多いかと思いますが
実はトルコは日本と同じ地震国で、
過去に何度も大地震に見舞われています。
しかし都市部の建築物は
多くが耐震構造ではなく
人々の防災意識も
あまり高くないとのこと。
背景にはおおらかな国民性があるそうで
危機に備えるということが
なかなか根付かないと聞きました。
「それなら子どものうちに
防災の意識を持たせよう!」
「子どもから大人に防災意識を広げよう!」
・・・ということで
小中学校での
防災教育が始まったのです。
トルコ取材中に
小学4年生の防災教育を
見学させてもらいました。
みんなすごく積極的に発言して
意欲的に学んでいたのが印象的でした。
この防災教育は
トルコの教職員が日本で防災を学び、
試行錯誤して作り上げたもの。
日本の防災のノウハウが生かされています。
災害は悲惨な記憶を残しますが
それだけでは終わらず、
次世代への教訓も残している。
それが他国にも生かされていると知って
純粋に感激しました。
コロナを含め、
今、私たちの社会では
様々な問題が起こっているけれど
どんな体験も
こうして次の世代の暮らしを豊かにする
バトンにすることができたらいいですね・・・。
そしてトルコでは、
東日本大震災のときに
私が住う宮城県沿岸部に
救援隊として駆けつけてくれた隊長に
直接お会いすることもできました。
トルコの救援隊は
当時、駆けつけてくれた
各国の緊急支援隊の中で
一番長く東北で
遺体捜索などの支援活動をしてくれた部隊。
その活動についても少し描きました。
「日本人の強さ、優しさから
逆にエネルギーをもらった」という
隊長の言葉が忘れられません。
そして
「食からその国の文化を知る」をテーマに
トルコおうちごはんを取材した漫画も
公開しました。
レシピもありますので
見てみてくださいね。
しかし漫画では
料理のリアルさが伝わりにくいですね〜。
・・・ということで
明日はトルコ料理と
トルコおうちごはんの写真をご紹介します。
お楽しみに!