IKEAによる
トータルコーディネートの
クリニック、
小規模多機能型居宅介護施設、
レストラン・カフェ、
お風呂、岩盤浴、ホテル、
多目的共有スペースを有した
「地域共創型複合施設」って・・・？
取材で頻繁にお世話になっている
東松島市の知人から
「東日本大震災の防災集団移転地域に
面白いものができたんですよ」
「そこでランチでもどうですか？」と
誘ってもらい、
東松島市野蒜（のびる）ヶ丘団地に
1年前の春に完成した「いろどりの丘」を
見学させてもらいました。
表側の入り口から足を踏み入れると
レストランカフェ「アトリウム」へ。
吹き抜けの開放感に
さっそく驚かされました！
中央には２階フロアの高さを超える
本物の樹木が植栽されています。
足元には熱帯植物がぎっしりと。
東北に居ながらにして
まるで森の中にいる感覚。
２階でも食事できるスペースが。
テーブルセットの席や
リゾート風の席、
床に座り込んでゴロゴロできそうな
席などがありました。
その日の気分によって
自由に選べるのが嬉しいですよね。
スタッフの方々は
食事をサーブしてくれると
あとは適度に放っておいてくれるので
食事以外に
集中したい仕事にも良さそうでした。
実際に打ち合わせなどで
利用される方も多いとか。
夢中になって探索する井上。
２階から盗み撮りされていました（笑）
どこをみても開放感があり
おしゃれな空間。
「IKEAのショールームより
IKEAらしいって
よく言われるんです」と
スタッフのお一人が笑って仰っていました。
レストランから
素敵な回廊を抜けた先には
多目的ルームがあります。
「多目的」の名の通り
本当に何でもできそうな広めのホール。
生の観葉植物が見事で
惚れ惚れしてしまいました。
お馴染みのIKEAファニチャーが
無造作に置かれているせいか、
初めて来たのになぜか馴染みがあるような
感覚になります。
今までにヨガレッスン、ライブ、
ワークショップ、映画鑑賞会などで
利用されたとか。
使用料が１時間800円〜とリーズナブルで
驚きました。
思わず「私も使わせてもらいたい…！」と思ったり。
（何に使いましょう？）笑
他にも施設の方のご案内で
お風呂や岩盤浴も
見学させてもらいましたが
（撮影は遠慮しました）
岩盤浴の休憩室もとても素敵でした！
ここでも思わず
「次回は入浴と岩盤浴に来ます！」と
言ってしまったほど（笑）
そんな風に地域住民だけでなく、
私のような外部の人にも
「ここに居たい」と思わせる魅力が
ここには溢れているように思います。
ご案内下さった施設の方が
「様々な意味での『ボーダーレス』を
目標にしているんですよ」と
仰っていた通り、
ここには垣根があまり無い気がします。
その証拠に下校途中の小学1年生が
「トイレ貸してくださーい」と
ランドセル姿で立ち寄ったり（笑）
みんなの家という感じが
微笑ましかったです。
この「いろどりの丘」は
東日本大震災後、
被災地に医療を提供してきた医療者が
地域の健康づくりを目的に創られたとか。
建設と運営は東京を拠点とする
NPO法人日本医療開発機構さんです。
「文化や産業がこの地に戻ってこない限り
震災からの『復興』ではなく、『復旧』」
「集い、愉しみ、健康になる」
これからの医療や介護、
社会のあり方について
既成概念を壊し、同時に
皆で実験しながら作り上げていく。
これまでに様々な医療介護施設を
見学させてもらいましたが、
面白い場所だな〜と感激しました。
こんな居場所があれば
歳をとるのもまんざら悪くないかも…と。
東松島市を訪問される方で
「関心ある！」という方は
ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。
私も次回は仕事道具を持ち込んで
お邪魔します（笑）
「いろどりの丘」公式サイトはこちら↓
