津波で全壊した自宅跡地にスケートパークとバスケコートを造ったのはなぜ?・『ともに』イラストレポ-②/Live news イット!仙台放送より

「誰か住んでいるわけでもないけど
ここに来るたびに
『ただいま』って感じがある」

毎週金曜日5時台に放送している
仙台放送の
東日本大震災特別企画『ともに』。
8月5日は
仙台市の沿岸部、荒浜で
津波により全壊した自宅跡地に
スケートパークと
ストリートバスケのコートを造った
貴田慎二さんのご紹介でした。


イラストレポでは
放送された動画を県外の方にも
ご覧頂けるよう、ご紹介しているのですが
なぜか今回は
ここに貼り付けることができず・・・・。


なのでYouTubeのリンクを
貼り付けておきますので
こちらをクリックしてご覧ください。

仙台市沿岸部の「荒浜」は
震災前から独特の文化があり、
住んでいる方々も
個性豊かな面白みのある方が
多い印象があります。


動画の中でCDPの貴田さんが
「ここを造ってよかった」
「みんなが集まって笑ってて最高!」と
清々しい表情でおっしゃっていましたが
ここまでの11年の間には
「被災地で何をやってるんだ」という目で
見られたこともあるとお聞きしました。


「復興なんて
ぶっちゃけ考えたこともない」と
本音を吐露されながらも、
それでもほぼ毎日荒浜にいる貴田さんから
聞こえてくる言葉に
私は貴田さんの
他者の心に寄り添うような
温かみを感じました。


「『ここで楽しんでもいいんだ』と
感じてもらいたい」
「俺が毎日ここにいることで
震災後、気持ちが辛くて
いまだに沿岸部に来れない人が
『帰ってみようかな』と
思ってくれたらいい」


「もっとお話をお聞きしたい」と
久しぶりに感じさせてくれた方だったので
実は私、放送の数日後に
「CDPスケートパーク&
バスケットグラウンド」へ
貴田さんに会いに行きました。


自作のバスケットゴールの前で
この笑顔!
そしてとてもお話が面白い(笑)


貴田慎二さんには
被災地の多様なありようについて
改めてお話をお聞きして
今後、何かの形で
お伝えしたいと思っています。