震災を経験した一人として
あの時に学んだのは
「どんな時でも小さな幸せを見失わない」
・・・・ということでした。
大学も講義開始が延期になり
大学生の娘は
時々アルバイトで外出する以外は
ずっと自宅にいる毎日。
気づくと寝ているので
「この人はのんびりしていていいな〜」
「昨年は夜中まで大学にこもって
勉強する毎日だったから、
疲れをとっているのかな?」と思っていたら
昨日、午後の母娘お茶タイムに
こんなことを言い出しました。
「外に出るのが怖い」
そんな感覚を抱えていたことは知らず
少し驚きました。
年齢にかかわらず
今、そんな不安や恐怖を感じている人は
多いのかもしれません。
応援させてもらっている
子どもの支援団体でも
子ども達が
「ぼくたち、これからどうなっちゃうの?」
という
不安な表情をしていると聞きました。
そんな時、大人は
私たちは何ができるんだろう?
震災の時にも
毎日毎日、自分自身に向けて
この問いを投げかけていました。
そして得た結論は
個人が出来ることはとても少ないこと。
そして毎日1回でもいいから
小さな幸せをカウントすること。
こんなちっぽけなことでした。
でも
わずかしかできないことを
毎日続けていると
それはいつか大きな力になる。
小さな幸せが蓄積すると
大きな安心感になって
心の底にどっしりと居座り
自分を強くしてくれる。
そんなことも9年経ってわかりました。
ここのところ
毎日のお茶タイムに
低糖質スイーツを手作りしていましたが
昨日は弱音を吐きながらも、
「美味しいね〜」とホクホク顔で
ガトーショコラを頬張っていた娘。
これからの社会を考えると
正直言って不安だらけだけど
自分にとって、何が大切なのか
何を優先して人生を送りたいのか
ちょっと立ち止まって
改めて見つめ直す機会になりました。
(生クリームをおかわりしながら
母がそんなことを考えていたなんて
娘はまったく知らないだろうけれど)笑
そして辿り着いた答えは
いつもと同じ。
どんな世の中になっても
私にとって本当に大切なものは
自分の家族や
自分自身がHappyでいること。
私には社会全体を一変させる力はないけれど
こんな小さなことなら
自分の力でできる。
そして私や家族から周りの人々に
Happyがじんわりと伝わっていけば
なおいいな・・・と願っています。
そんなわけで
娘が「もういい」と言うまで
怪しい手作り低糖質スイーツを作って
母娘お茶タイムを
続けてみようと思っています。