下書き劇場vol.12「災害ボランティアのこと」その⑤

下書き劇場vol.12は
「災害ボランティアのこと」最終回。
ボランティアを通じて井上が気づいたこと、
考えたことを描きました。
今回の漫画はちょっと長めです。

===下書き劇場vol.12「災害ボランティアのこと」その⑤==

活動中は
みんな会話する余裕がなく
必死に作業していた私達。
帰りのバスに乗り込んでようやく
個人的な会話を交わし
始めてお互いのことを知りました。
f:id:Kimidori-Inoue:20191116232916j:plain

f:id:Kimidori-Inoue:20191116232923j:plain

f:id:Kimidori-Inoue:20191116232930j:plain

f:id:Kimidori-Inoue:20191116232940j:plain

f:id:Kimidori-Inoue:20191116232948j:plain

そんな6時間の活動を振り返り
初めての災害ボランティアについて
井上が感じたことは

f:id:Kimidori-Inoue:20191116232956j:plain

10人中9人が
災害ボランティア未経験だったのに
ここまでスムーズに作業ができたのは
活動中、リーダーが全員に
細やかな気配りをしてくれたことと

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233004j:plain

全員が「初対面の他人」であることを
認識したうえで
適度な距離を保ちつつ
協調できる人ばかりだったということ。

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233014j:plain

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233022j:plain

もちろん
考え方の違いはありました。

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233029j:plain

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233038j:plain

チーム内の
20代のボランティアさんと
集会所へ行ってみると
配給物資は豊富にあり

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233046j:plain

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233053j:plain

20代のボランティアさんの
考えは

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233102j:plain

50代のボランティア井上の
考えは

f:id:Kimidori-Inoue:20191117072334j:plain

そんな異なる意見の中で
折り合いをみつけてくれた彼女は
すばらしいと思いました。

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233117j:plain

こんな風に
今回はメンバー全員の
コミュニケーションスキルによって
問題なく共同作業ができましたが

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233125j:plain
・・・ということで
「こうすればもっといいかも?」ポイントを
初心者災害ボランティアの私なりに
考えてみました。

①ボランティア活動前の
マッチングの時に
数分でもいいから
チームメンバーの自己紹介をする
時間が持てるといいかも?

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233134j:plain

②被災した人の要望に応えるのは
最も大切にしたいことの一つだけど
人生で初めて被災して
パニック状態の人に
家の修復作業の指示を的確に出すのは
難しいんじゃないかな?と感じました。

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233143j:plain

だから災害ボランティアが
派遣先に来て活動する初日の
30分だけでも
その家にあった作業をアドバイスできる
専門家が同行してくれるといいな・・・と
思いました。

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233156j:plain

③井上が災害ボランティアに
参加したことを知ると
こんなことを言う人が多かったので

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233205j:plain

時間的なハードルを下げて
もっともっと
気軽に参加できる仕組みを
作れたらいいな・・・と思いました。

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233213j:plain

そして一般にはまだまだ
「災害ボランティア」というと
「若い人にしかできない力仕事」という
イメージが強いですが

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233221j:plain

40代、50代の人だからこそ
身についている生活感覚を生かしてできる
被災家屋の片付け作業が多くあって、
そういう細かな作業を通じて
被災した人が対話しながら
心を癒すことができるのでは・・・?
・・と思いました。

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233233j:plain

現在と
これからの災害のために
年齢や性別に関係なく
一人でも多くの人が
災害ボランティアに
関心を持つ世の中になるといいな
・・・と願っています。

f:id:Kimidori-Inoue:20191116233241j:plain

===下書き劇場vol.12おわり===

シェアする

フォローする

更新通知を受け取る