アヒルケーキと82歳の海辺のカメラマン

82歳の海辺のカメラマン、
ユタカさんから
こんなキュートなお土産をもらいました。
アヒルのケーキ!(笑)
思わず手ぬぐいをのせてみました(笑)

このアヒルケーキを買ってきてくれたのは
<きみどりbook café>で連載中の
「海辺の図書館物語」に登場する、
80代のカメラマン、ユタカさん。
(現在82歳です)


先週末、神戸で開催された
震災関連イベントに
ゲストスピーカーとして登壇した際、
空き時間にアヒルケーキを見つけて
「おお〜これ、
きみどりさんに見せてあげたいっぺ」と
買ってきてくれたそうです。
普段、実験スイーツを差し入れしているから
ユタカさんは
私のことを「変わったお菓子を作るヒト」
認識しているらしいです(笑)


仙台市の海辺の取材を始めて1年。
始めはユタカさんに
なかなか覚えてもらえなくて
3ヶ月くらいの間、お会いするたびに
「こんにちは、井上です!」と名乗っていた私。
旅先で思い出してくれるまでになったなんて
嬉しかった〜。
感激しました!


それにしても82歳の神戸出張。
仙台→東京→神戸と
なんと新幹線(!)で往復すると聞いて
心配で心配でたまりませんでしたが
無事仙台に帰って来てくれて
ホッとしました。


私の父はユタカさんの1歳年下の81歳。
多発性骨髄腫と認知症が少しずつ進行していて
居住地の広島から新幹線で
どこかへ行くことはできません。
それを考えると、
ユタカさんは元気で頭脳明晰で
いつも驚かされます。
人間の老い方って
どうしてこんなに差が出るのでしょう?


アヒルケーキを見ていたら
ユタカさんに会いたくなってきました。
また荒浜の話を聞きたい。
そう思わせる何かが
ユタカさんにはあります。


来週は9回目の3月11日がやってきます。
ユタカさんに会いに
海辺へ行ってみようかと思っています。

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