「非常時なのに太った」は普通のこと。

「コロナ太り」という言葉が
多く聞こえてくるこの頃。
外出自粛のため
家からなかなか出られないので
運動量が減ってしまったのが
最大の理由かと思いますが
実は災害時、非常時には
人間は脳の指令によって
太る仕組みになっているそうです。


私はコロナによるパンデミックを
世界規模の「災害」と捉えているので
どうしても東日本大震災と
並べて考えてしまうのですが・・・
9年前の東日本大震災でも
ここ、東北では
食糧や物資が不足したにもかかわらず
多くの人に「震災太り」がおきました。
その原因はイラストに書いた通りです。


①②は
説明するまでもないことで
既にさまざまな工夫と
対策をされている方が多いと思います。
家の中でできる運動をしたり
糖質コントロールをしたり・・・。


実は運動と糖質は
メンタルヘルスにも
大きな影響を及ぼすので
意識して運動すること、
糖質コントロールすることは
「コロナ太り」対策になるだけではなく
「コロナ不安」を軽減することにもなります。
(メンタル問題については
また改めて書けたら・・と思っています)


③は
生物としての本能が働くことによって
起こる変化です。
災害や危機的状況に陥ると
人間はどうなるかというと・・・


危機感を抱く

飢餓に備えるスイッチが入る
(古代の人類にとって最大の危機は飢餓だった)

消費カロリーを抑えようとする

普段より少ないエネルギーで生活できる

太りやすくなる


・・・という仕組みが働くことが
わかっているそうです。
大昔、狩りをして暮らしていた頃の
人類を想像すると
納得する現象ですよね。


④も
生存本能として
脳が高カロリーの物を
無意識に摂取しようとする働きとも
言えますが
不安感情や精神疲労から
起こることと考えられるそうです。


疲れている時に
「甘いものが食べたい」というのは
よく聞きますし
私にもよくあることですが
「油っぽいものが食べたくなる」というのを
精神科の医師から教えてもらった時は
個人的には意外でした・・・。
「そんなにお腹が空いていないのに
夜中に無性にラーメンが食べたくなる」
という人は
不安や精神疲労が起こしている
欲求なのかもしれません。


その他にも
人間は不安や危機を感じると
食欲が増すということも言われています。
これは
ストレスを感じる

体内にストレス物質「コルチゾール」が出る

コルチゾールは食欲を増す働きがある
・・・という仕組みです。


「不安になったり
精神的に追い詰められると
食欲がなくなる」というのが常識なので
危機的状況で太るのは
本当に危機を感じていないのでは?と
思われがちですが、
実はストレス状態が軽いうちは食欲が増し、
ストレス状態が深刻になってくると
食欲が無くなってしまう傾向にあり、
食欲の有無も
自分が現在抱えているストレスの
度合いを測る目安になると言えるようです。


余談ですが、私は以前
体験取材でDNA検査をした際に
「倹約遺伝子」を持っていることが
わかりました。
検査してくれた医師によると
1日200キロカロリー前後を
「倹約」できるとか。
つまり一般の人より
200キロカロリー少ない食事量で
生存できるサバイバル向きの身体である
ということです。
(逆にダイエットする際は
一般の人より200キロカロリー
少なくしないと痩せない)
だから外出自粛の現在は
注意しないといけないのです・・・。


これらのことは
まだまだ研究段階ではあるものの
複数の医師や研究者が
発表していることなので
概ね間違いではないかと思います。
知っておくと毎日の生活の中で
工夫して防げることは多いと思いますので
よかったら参考にしてください。


不便で不安な生活がまだ続きますが、
そんな中でも
より良い自分でいられるといいですね。。。
私も気をつけて過ごしたいと思っています。

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