子どもは心の中でしっかりとした意見を持っている・・・と感じること。

先日お伝えした
トルコ=日本の子ども達の
オンライン国際交流会。
日曜日の夕方(トルコ時間では月曜日朝)に
東北グループの会1回目が
無事終了しました。
交流会の発表者は
トルコが6名、日本が6名
会に参加した人数は全体で100名でした。


今回は全体で3回目のオンライン交流会。
1〜2回目は先週このブログで書いた
トルコ=北海道の高校生達の回で
今回は私がお手伝いさせてもらった
トルコ=東北の子ども達の回でした。
トルコでは全国で
日本発祥の防災教育を実施していて、
オンライン交流会の東北グループの回では
ただ国際交流するだけではなく
「双方の国の子ども達が
防災について語り合う」ということを
目的にしています。

まずは両国の子ども達6人ずつが
自分の国の地理や文化を
習いたての英語で紹介しました。

トルコの小中学校は
9月までのオンライン授業が決まっていて
導入も早かったらしく
どの子も絶妙なタイミングで
資料を画面共有をしたり
チャットで発表者にメッセージを送ったり
オンラインミーティングのツールに
とても慣れていた印象があります。

これは福島の中学2年生の
女の子の発表資料。
「福島県は日本の真ん中あたりにあって、
ネコの形をしています」
「猫稲荷もあります」
福島へは何度も通っているのに
私は彼女の発表で初めて知りました・・・!


その他
日本の男の子が
寿司の現物を写し、
その場で食べて見せたり
(トルコ人には箸が珍しいので)
抹茶スイーツを買い揃えてきて
紹介する子もいました。
「せっかく発表するのなら
トルコの子達に楽しんでもらいたい」という思いが
溢れている微笑ましい発表で
画面を見守っていた私も
時々「ふふっ」と笑ったり(笑)
大いに楽しませてもらいました。


12人の発表後の質問タイムでは
こんなやりとりが英語で交わされました。

日本の女の子
「トルコの同年代の間で
どんな本が読まれていますか?」
トルコの男の子
「日本の漫画『キャプテンつばさ』『ジブリ』」

トルコの女の子
「日本の学校のシステムで改善して欲しい点は?」
山形県の女の子
「コロナ禍で私の学校は
オンライン授業を導入できなかった。
コロナの第2波に備えて早めに
システム作りをして対応できるようにしてほしい」
(さすがにこれは中学2年生には難しかったので
日本語で回答し、
JICA職員さんが通訳してくれました)


子どもって
普段は何も言わないけれど
心の中では
しっかりとした意見を持っていることが多く
時々ビックリさせられることがありますよね。
そんな子ども達の意見を引き出す場が
社会にもっとあってもいいのではないか?と
感じました。


最後にトルコから
姉妹でトルコ民謡を披露。
左の子はトルコの地方に住む中学生。
(トルコの中学生は大人っぽいですね)
この曲は江利チエミさんという
昭和の歌手が
日本語で歌ってヒットした曲だそうです。


日本からは
山形県の女の子が
浴衣を着て花笠音頭を歌い踊ってくれました。
チャットには
「Great!」
「Thank you 〇〇chan 🙂 It’s perfect!」
などの称賛メッセージがたくさん並び
披露した女の子が感激していました。
良い思い出になったかな・・・?


先週は子ども達をサポートするために
関わっている大人達が
毎日のようにやりとりして打ち合わせをし、
子ども達も発表の準備や
オンラインでのリハーサルを重ねて
日曜日の本番に挑みました。
リハーサルの時は 緊張していましたが
本番ではリハーサルの何倍も
素晴らしい発表をしてくれた子ども達。
子どものパワーってすごいな・・・と
見守る私も刺激をもらいました。


来週はいよいよ
防災をテーマにした発表。
子ども達は1回目に手応えを感じ
更に真剣に準備をしているそうです。
今週も打ち合わせとリハーサルを重ねて
頑張る子ども達を見守るつもりです。

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